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稲取・大島・河津を大満喫♪「稲取ワケありきっぷ」で早春のひとり旅に行ってきた(前編) 

日差しがあたたかな日も少しづつ増えてきましたね。あちらこちらで梅や椿が咲きはじめ、ニュースによると花粉なども飛び始めているそうです。先日ご紹介した「稲取ワケありきっぷ」の伊豆稲取の隣、河津駅周辺でも「河津桜まつり」が2月いっぱい開催されています。どうやら河津桜は今が見頃のようす。リフレッシュと春の先取りに、「稲取ワケありきっぷ」で大島と伊豆稲取、河津を巡ってきました!

2時間の大島滞在で、一体何ができるのか?都内からの「稲取ワケありきっぷ」利用は実際のところどうなのか?気になるそのあたりも検証してきました。

筆者の最寄りからは、伊豆稲取まで普通列車で片道約3千円ちょっと、約3時間、伊豆踊り子号で片道約5千円、約2時間です。「稲取ワケありきっぷ」は稲取11:05発⇒伊豆大島11:40着、伊豆大島13:55発⇒稲取14:30着の日帰り便となるため、こちらの出発時間に間に合うように最寄り駅から電車に乗ります。
今回は、腕時計の時間が狂っていたため普通列車に乗り遅れるというアクシデントに見舞われ、人生初の伊豆踊り子号で伊豆稲取駅に向かうことに。

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伊豆急下田行 特急踊り子号

全席指定でグリーン車と普通指定席の間のスペースには車窓を眺めやすいフリー席も。お天気に恵まれ、車窓からは雪化粧をした富士山や周辺の山々の凛とした美しさを味わったり、反対の海側の景色の開放感に浸ったりと優雅なひとときを過ごすことができました。便にもよるかと思いますが、今回は横浜から乗換なしで伊豆稲取まで行くことができ、とても快適でした。

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車窓を眺めやすいスペース
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車窓からの富士山の眺め

特急に乗れたため、10時前に伊豆稲取駅に到着。船の時間まで少し余裕があります。

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伊豆稲取駅構内のつるし飾り

稲取は漁港。毎週土日は朝市が行われているようです。駅から徒歩5分ほどのようなので、寄り道してみることに。

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稲取漁港のようす
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きんめ鯛の釜めしを発見!

ぐるっとまわると奥の方からおいしそうな匂いが。稲取名物キンメダイの釜飯がいただけるようです。喉から手が出そうになりましたが、船の時間もあるので今回は泣く泣く断念。HOTみかんジュースをゲットし、あたたかさとビタミンをチャージします。とっても甘くてびっくりしました。

さらに歩いて東海汽船稲取港へ。10時半過ぎ頃に到着しましたが、小さな待合所はすでに人でいっぱいになっていました。思ったよりたくさんの人がいて、心強い気持ちに。無事受付し、往復チケットとお土産券を入手。大島で何ができるのか、ワクワクドキドキします。

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東海汽船 稲取港

今回寄港するのは岡田港とのこと。岡田港になることが多いという情報は事前に得ていたので、想定内。岡田港の場合、徒歩でまわれるような観光スポットは周辺にないので、大島ではランチとバードウォッチングをしようという腹積もりです。車やバイクを運転される方は、もっと2時間を有意義に過ごせそうですね。

ポップなカラーリングのジェットフォイルが近づいて来ました。こちらで大島弾丸ツアーです。

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ジェットフォイル

座席指定で、2階建ての1階席でした。ジェットフォイルに乗るのは久しぶりです。全員のシートベルト着用確認が終わったら、発進します。白波をたてる海をぼんやり眺めているうちに、あっという間に35分の航海が終わりました。

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ジェットフォイルからの眺め

ここから2時間15分、さぁまずは腹ごしらえ、と思って船を降りると、「大島公園行きのバスを臨時運行しまーす」という声が。

大島公園といえば、動物園があったり椿祭りが開催されたりと、訪れてみたいと思っていた場所。バスの時刻表とにらめっこして、「今回は無理そう」と一度断念しただけに、うれしさで思わずジャンプするところでした。

何やら今は椿まつりの期間中ということもあり、集客のために臨時バスを出してくれた模様。乗車した観光バスの車窓からは、真っ青な海が眺められたり、バスの運転手さんがガイドをしてくれ「晴れた日には富士山も見え、伊豆大室山の山焼きも見られる」といった情報や、「椿トンネル」とその途中にある「泉津の切り通し」などさらっと紹介してくれて素敵すぎました。15分ほどで大島公園に到着。帰りのバスまで約30分。おお、結構タイト。

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救世主の大島観光バス

椿祭りでは無料であんこさんの着付けが楽しめるというので、早速着付けてもらって撮影!あんこ姿のお姉様方との交流に心が温まりました。(あんこさんとは、大島の伝統的な衣装を身につけた女性のことです。)

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椿祭り会場

タビマエから気になっていた動物園へとダッシュ。残り20分で全部見れるのでしょうか?

入場早々、その期待はいい意味で裏切られました。フライングケージゾーンに入ると、見たこともない鳥たちがのびのびと過ごしている姿が。マナヅル、サカツラガン、オシドリ、アカツクシガモ・・・鳥好きの筆者には、ここをサクサク見ることなどできません!

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マナヅル
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オシドリ


フライングケージを出ると、はたまたオオセグロカモメ、ノスリ、オジロワシなど、鳥攻めの嵐。ずっと見ていたい、そう思ったらもうバスの時間の10分前。来た道を猛ダッシュで戻ります。果たして、バスの時間に間に合うのか!?

(後編へつづく)

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